猫とピアノと中国語

好きなことをつらつらと書く、雑記ブログです

「英雄ポロネーズ」練習③

練習中の「英雄ポロネーズ」についてです。

練習①には苦手ポイント
練習②には譜読みに手こずったポイントについて書きました。


今回は中間部について書きます。

中間部といったら
誰もが口を揃えて言う1番の難所の
左手オクターブ連打。
あえて言うまでもないですね。

左腕は死にますが
右手もけっこうなもんです。
左の連打がスタッカートなので
右手のレガートはペダルに頼ることができない。。。
なかなかキレイには弾けません。
普段どれだけペダル頼みな弾き方してるか
思い知らされ、トホホです。

そのオクターブ連打の最後の最後で
出てくるこの和音。

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私の手では物理的にムリです。
オクターブだから余裕ありそうですが
間のふたつの黒鍵の位置との関係で
どうしても4つの鍵盤をいっぺんに押さえるのは出来ません。
私の手、小さめかもしれないけど
極端に小さい訳ではないと思うのですが
皆さんは普通にこの和音弾けるんでしょうか。

ここは断腸の思いで
音をひとつ減らして弾いています。
邪道でしょうが、仕方ない。
プロじゃないし、コンクールでもないし。
そう思いつつも
この和音弾くたびに若干の罪悪感。
誰に対する罪悪感なんでしょうね。
ショパンに対して??

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左手連打の二巡目の終わりになると
左腕の感覚はほぼない状態です。
意地で弾いてる感じになってます。
脱力ができてない証拠ですね。。

最後にムリな和音が来て
次の121小節の
「タンタタ タンタタ タンタタ」のところ
ここに来るとホントホッとします。
左腕が休まる瞬間で
この一小節で左腕が50%くらい復活します。

そのあとの122小節から129小節は
この曲の中で一番好きです。
このフレーズを弾いてるうちに
左腕は完全に生き返ります。

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130小節からのゆったりしたパート。
ここから27小節にわたって
ちょっとホッとできるひと時になります。
テクニック的にはそんなに難しくないのですが
この部分、どうしても暗譜できなくて困ってます。

似たような音型が続くし
指使いも複雑なので楽譜から目が離せません。
指使いをひとつ間違えると
あとがうまく続かなくなることも多々あるので。

ページをめくるタイミングが難しいので
最終的には暗譜したいのですが、、、


いろいろ難ありの中間部ですが
根気よく練習していきたいと思います。