猫とピアノと中国語

好きなことをつらつらと書く、雑記ブログです

小学校のICT教育(ちょっとだけ批判)

先日、末っ子くん(小3)の
授業参観へ行ってきました。

授業参観大好きな私は
いつもなら1時間目から
全部の授業を参観するところですが
コロナ対策として
出席番号前半の保護者は1、2時間目
出席番号後半は3、4時間目と指定され
選ぶ余地なく1、2時間目だけ見てきました。

1時間目は体育で
「ハンドベースボール」という競技でした。
前回の体育同様
いろいろツッコミどころ満載でしたが
子ども達の無邪気さに癒されました。

前回の授業参観の様子はこちらです。
 ↓ ↓ ↓


2時間目は算数でした。
事前に配られたプリントには
「算数(ICT活用)」と書いてあったので
ロームブックを使って授業をやるんだな、
とちょっと興味津々でした。

思った通り
1人1台のクロームブックを机にのせて
ロームブックを使って
授業はすすめられました。

計算問題をパソコンの画面に出して
難しいと感じたら「ヒント」のボタンを押すと
問題を解くために役立つ情報が出てくる仕組みになっていました。

我が息子も
迷うことなくヒントボタンを押していて
「あぁ、押すんだそれ」と
ちょっとがっかりしたり。

ところが、計算の答えを
パソコンに打ち込むのかと思ったら
答えはノートに書くよう指示されて
みんなクロームブックが置いてあって
机のスペースは狭くなっていましたが
そこにノートを広げて
せっせと答えを書いていました。

この姿に
どーも違和感を感じずにはいられない私。
ノートに問題写して答え書かせるんだったら
最初からプリント配ったほうが良くない?

みんなが解けたかどうか
先生は教室の中を見て回ってたけど
パソコンに答えを入力させれば
みんなの机を回る必要もないし
誰が解けてて誰が間違ってるかもすぐ分かる。
逆にそれをしないんだったら
パソコン上に問題出す意味って何なのだろうか。

それより何より
狭い机にパソコンとノート広げて
スペースが足りなくて
パソコンが机からはみ出てる子とかもいて
パソコンが落ちるんじゃないかと
見ててヒヤヒヤ。

ICTをうまく活用して行ってる授業も
もちろんあると思いますが
低学年の算数の授業でICTを使う必要って
あるのかな?と感じました。
特に計算問題は筆算も使うので
ノートに書かせた方が計算しやすそう。

教育委員会からクロームブックを
授業に取り入れるように言われて
とりあえず使わせてるっていう感じなのでは?
なんて思っちゃいました。
本当のところは分かりませんが。

いろいろな活用法があって
現場の先生方も模索中なのかもしれません。
算数よりも社会や理科の方が
もっと上手な使われ方をしてるのかもしれないし。

でもそういうことよりも
もっと根本的な部分を見直して欲しいです。
ICTを活用するなら
それに見合った大きさの机に
変えるべきだと思うし
自宅に持ち帰る子どもの負担も考えて欲しいです。

教科書とクロームブックが入ったランドセルを
教育委員会のお偉い方々は
背負ったことがあるのでしょうか。

体の小さい低学年の子が
あれを持ってったり持ち帰ったりさせられて
その負担の大きさを天秤にかけても
本当にそれが必要なのかどうか
今日の授業を見て
正直疑問に思ってしまいました。

小学生だったら
高学年からでもいいのでは?
なんて思っちゃいました。

コロナ禍でリモート授業などには
大いに役に立っていると思うし
パソコンを使って
子ども達は楽しそうにもしてるので
否定をしてるわけではありません。

でもちょっと
いろいろなことを考えさせられた
授業参観でした。

※息子の担任の先生は
丁寧で分かりやすく教えてくれる先生です。
先生の授業を否定しているわけでは決してありません。