猫とピアノと中国語

好きなことをつらつらと書く、雑記ブログです

小学校学校公開〜担任の先生がお休みしたら・・

先日、小学校の学校公開がありました。

末っ子くんは4年生ですが
担任の先生が少し前から
体調不良で学校をお休みされていたので
学校公開には復活できるのか心配していました。

時間割はだいぶ前から配布されていましたが
1、2時間目が理科の実験だったので
それを見るのをすごく楽しみにしていました。
もし担任の先生が不在だったら
代わりに校長先生が理科の実験をやるらしい
といううわさも流れ
校長先生の理科の実験の授業なんて
レアすぎて楽しみすぎる!!
と密かに興奮してました。

が、学校公開前日に時間割変更の連絡があり
息子のクラスは理科の実験がなくなりました。
担任の先生はやはりお休みすることになって
理科の実験を他の先生が代理でやるのは
さすがにハードルが高かったのかもしれません。

①道徳 ②音楽 ③算数 ④国語
という時間割に変更され
音楽は専科の先生だし
算数も少人数に分けて算数担当の先生がいるので
問題は「道徳」と「国語」です。

どの先生が教えるんだろうか。
さすがに校長先生や管理職の先生方は
学校公開となるといろいろと忙しそうだし
別の学年の空いてる先生が教えるんだろうな
と思っていたら
なんと1時間目の道徳は副校長先生、
4時間目の国語は校長先生が
直々に授業をされていました!!

長男の時から10年間、小学校に通っていますが
校長先生や副校長先生の授業なんて
一度も見たことがありません。
なんて豪華なラインナップなんだろう、と
本当に驚きでしかありませんでした。

校長先生も副校長先生も
字が上手でとてもわかりやすい授業でした。
さすがですね、経験値が長いだけあります。

校長先生の国語は説明文でしたが
授業の準備をきちんとしていたようで
模造紙に段落ごとに要約して
分かりやすくまとめたものを使って
授業を進めていました。
これは筆跡から
担任の先生が用意したものではなく
校長先生が自ら作ったもののようでした。

副校長先生は女性の方で
この日の道徳の教材は
病気を持って生まれたお子さんが
最後亡くなってしまうという悲しいお話でした。
副校長先生が
最初にみんなの前で音読したのですが
最後声が詰まったり震えたりしていたので
久々の授業で緊張しているのかな、と思ったら
物語に入り込んで涙してました。

子ども達、ちょっとざわついていましたが
「ごめんなさいね、可哀想で涙が出ちゃって・・」
という副校長先生の言葉に
私も思わずもらい泣き(汗)
歳取ると涙もろくなりますよね、と
心の中で副校長先生に共感しちゃいましたよ。

そのくらい、
道徳のお話が悲しい内容だったんです。
希望がある書き方をしているので
悲しいだけじゃない話なのですが。
4年生には重い内容だな・・
とちょっと思ったりもしました。

10歳って、二分の一成人式があったりで
ちょうど生まれてきたことに感謝したり
命について考えたり
そういうことを学ぶ時期なのかもしれません。


今回は担任の先生の授業が見れず残念でしたが
校長先生と副校長先生が教壇に立つという
とてもレアな授業を拝見できて
内容の濃い学校公開でした。

担任の先生が元気になって
早く復活してくれたらいいなと思います。