猫とピアノと中国語

好きなことをつらつらと書く、雑記ブログです

高校受験・志望校をどうやって決める?

長男の高校受験について
振り返っていろいろ書いています。
前回、公立か私立かで悩んだ時のことを書きました。

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いろいろな高校を見学に行って
結果として公立で1校、私立で1校
行きたいと思う高校に辿り着きました。

高校を選ぶにあったって
何を重視するかは人それぞれです。
息子と私の間でも
高校に見学に行って視点が違うなと
感じることは多々ありました。

息子が最初から一貫して言っていたことは
「通いやすいこと」これ一択でした。
どんなにいいと思う高校でも
通学が不便だったり時間がかかったりするのは
避けたかったようです。

私が一番気にするポイントは
やはり進学率や偏差値です。

ただ進学率や偏差値が高いということが
良い高校とは限りません。

どのような授業を行っているか
大学受験に向けてどのような対策をとっているか
そのやり方が息子に合うかどうかが
大事だと思いました。

息子は将来の方向性から
理系の大学進学を希望しているので
それも考慮した上で高校を選びたいと思いました。

部活動や行事に関しては
息子は積極的ではないので
特に要望は無いようでした。
修学旅行先や海外研修の有無なども
息子にとっては気にするポイントではなかったようです。


7月の模擬試験の結果がとても良く
公立の難関校がB判定だったので
この時期でBなら頑張ればいけるんじゃない?
と、それまでは高嶺の花と思っていた高校に
手が届くような幻想を抱いてしまいました。

そんなことから
公立は偏差値70の難関校を2校と
偏差値65の学校1校を見学。

そのうち難関校の一つは
学校としては魅力的だったものの
電車の乗り換えが2回ある上にバスにも乗って
1時間半ほど通学にかかってしまい
「こんなの毎日なんて無理!」と却下。

他の2校はどちらも通いやすく
息子は気に入った様子でした。

となれば、親の欲目ではないですけど
難関校を目指してみてはどう?
と、ちょっと舞い上がった気持ちに
なっちゃったのですが
息子はいたって冷静でした。

難関校を目指すとなれば
おそらく今の勉強スタイルではダメなので
もっと努力をしなければいけない。
いばらの道をあえて選んでまで
その学校に行きたいわけではない、と。

なるほど。。。
確かに息子は
そこまでの上昇志向がある訳ではないし
「受験は楽しむもの」
をモットーにしてる息子が
頑張りすぎて苦しくなっちゃうのはイヤだ、と。

実はその難関校、夫の出身校なんです。
だから息子がそこに行ったら
夫も、義母も喜ぶだろうな、とかいう
大人の都合もちょっとあり
おすすめしていました。

でも、夫はその難関校に入学後
授業についていけずに落ちこぼれに。。
1年浪人して大学へ進学。

一方で、私は私立高校でしたが
希望する高校は内申点が足りずに断念し
ひとつランクを下げて高校を選びました。
でも入学後は常に上位の成績をキープできて
気持ちに余裕のある高校生活を送り
希望する大学へ進学。

何が良くて何が悪いということではないです。
レベルの高い環境に身を置いて
切磋琢磨することで
高みを目指すことができる子もいれば
劣等感やプレッシャーで潰れてしまう子もいると思います。

高校が最終ゴールではありません。
がんばって難関校に入っても
授業についていけずに苦労する3年間だとしたら
それは息子にとって辛い結果になってしまうかもしれません。

そういったこともふまえて
どういう高校生活を送りたいか
大学進学をどう考えるかなど
息子といろいろな話をしました。

そんな中で出た答えは
今の自分、または今のペースで
受験勉強していった先にある自分が
ちょうどいいと思えるレベルの学校に行きたい、と。

その息子の考えを尊重し
第1希望に偏差値65の学校を選びました。


今はその学校に合格して
楽しい高校生活を送っています。
入学後すぐに3科のテストを受けて
校内での順位が出るのですが
息子は320人中56位でした。

気持ちに余裕も持てて
劣等感も優越感もなく
とてもいい位置でのスタートだと
本人も感じているようです。


あの時に、難関校を目指して
塾に入って人一倍努力して
もしかしたら合格できた
という別の道があったかもしれません。

でも、今歩んでいる道は
息子自身が納得して選んだ道だ
ということが
一番大事なことだと思っています。

 

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